道路トンネルの照明がLEDに切り替えられていっている理由とは?


従来のナトリウムランプより高性能

近年、全国各地にある道路トンネルの多くで照明が白色のLEDに変更されていっていますが、その理由の一つがLED照明の性能の高さです。1960年代頃から普及がはじまり、今日でも多くのトンネル内に設置されているオレンジ色のナトリウムランプは、一般的な建物の多くで使用されている水銀灯より消費電力が低く、耐用時間も低圧型だと1年程度、高圧型だと3年程度と比較的長いのが特徴です。これに対してLED照明は、理論上の耐用時間が9万時間とナトリウムランプよりはるかに長寿命であり、消費電力も交換前と同じ明るさを保つという条件のもとであればナトリウムランプの3割程度まで抑えられるのがメリットで、長い間交換せずにトンネル内を照らし続けられます。

イニシャルコストと維持管理コストの削減に結びつく

トンネルの照明のLEDへの変更は、イニシャルコストや維持管理コストを評価した上で判断されることになりますが、LED照明が登場しはじめた頃はまさにこのコスト面が課題となっていました。維持管理コストは消費電力の低さと耐用時間の長さから明らかでしたが、イニシャルコストついては、従来とはまったく異なる仕組みの照明に変更することから重くみられていました。しかし、技術の向上がすすんでLEDの高出力化が可能になった今日では、明るさを調整して設置台数を減らすなどの工夫をすることで、従来のナトリウムランプから付け替える場合にかかるイニシャルコストも抑えられるようになりました。

トンネル内の照明のLED化は現在、国が管理する道路のトンネルを中心にすすめられていますが、都道府県や市町村が管理するトンネルについても費用負担が十分に可能と判断されれば交換が行われる可能性があります。

LEDライトパネルはLEDライトが用いられているポスターフレームのことを言い、節電や省エネなどで注目されているパネルです。