リン酸処理とは?消泡剤の役割についても解説!


リン酸処理って何?何に使われてる?

リン酸処理とは、化成処理の代表的なものの1つです。化成処理とは、素材表面に化学反応を利用して皮膜を作り、その素材には無い別の性質を付与する処理のことをいいます。リン酸処理にはいくつか種類があり、リン酸亜鉛処理、リン酸カルシウム処理、リン酸鉄処理、リン酸マンガン処理などの方法がそれぞれの用途に応じて使い分けられています。

最も多く使われているのは、リン酸亜鉛処理です。ほとんどの場合表面温度を60℃以下に保って作業できるため安全性が高く、効率面においても優れています。この処理は、主に熔解亜鉛めっきを施したスチール製品の見た目を良くするために使われており、金属の持つ強固な雰囲気を際立たせつつ、ナチュラルな印象に仕上げることができます。

リン酸亜鉛処理を施した素材は、時の経過とともに表面のトーンが均一になり、落ち着いた雰囲気になっていきます。このように周囲の景観に自然と馴染んでいくことから、ビルの壁面などにも多く使われています。

忘れてはいけない消泡剤の役割とは?

リン酸処理において必須の工程となるのが、消泡剤の添加です。金属をリン酸処理に使う溶液に浸けると化学反応が起こり、泡が発生してしまいます。消泡剤を使わないと、その泡が金属の表面に作用し、見た目が悪くなってしまいます。それだけでなく、金属加工で最も重要視すべき部品としての精度にも問題が出てきます。

さらに、泡の発生により密着性が低下するため、リン酸処理で本来得られる効果が期待できなくなるなど、リン酸処理における泡の発生は、多くの問題を引き起こす原因になるのです。そのため消泡剤の添加は、美観を向上させ、部品としての金属の性質を高めるためには欠かせないものと言えるでしょう。

豆腐作りに欠かせない消泡剤は、泡を消すために使います。食品添加物の一種ではありますが、大きな害はないといわれています。